◇鈴木章さんノーベル化学賞
スウェーデンの王立科学アカデミーが10月6日、北海道大名誉教授の鈴木章氏と米パデュー大特別教授の根岸英一氏らにノーベル化学賞を授与すると発表した。金属のパラジウムを仲介役(触媒)にし、2種類の有機化合物を結合させる「クロスカップリング」と呼ばれる化学反応を発見したことが評価された。
鈴木教授 聖境伝説 RMT
はむかわ町出身。54年に北大理学部を卒業した。鈴木教授は「図らずも名誉な賞を受賞でき、うれしい。資源のない日本は理科系の発展が重要。今後も若い人のために役立つ仕事をしていきたい」と喜びを話した。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われた。
◇衆院5区補選 町村氏“返り咲き”全市区町村得票トップ
小林千代美前衆院議員が、北
海道教職員組合による違法献金事件などの責任を取って辞職したことに伴う衆院道5区補選は10月24日に投開票。自民前職、町村信孝氏が民主、共産などの4新人を破り、小選挙区でも返り咲きを果たした。
09年の衆院選では、政権交代の期待が高まる中、初めて小林氏に敗北し、比例道ブロックで復活当選した町村氏。民主の中前茂之氏と事実上の一騎
打ちだったが、5区内の全市区町村で得票が上回る「完勝」だった。
民主道連は7月の参院選に続いて自民に「連敗」を喫した。補選の原因となった「政治とカネ」問題に加え、沖縄県?尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での政府対応に批判が集まったことも影響した。
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■9月
◆ドクタージェットの研究運航(6日) 救急
患者らを搬送する日本初の「ドクタージェット」の研究運航がスタート。1カ月間行われ、医師確保や資金面が課題に。
◆鈴木衆院議員の上告棄却(7日) 北海道開発局発注工事を巡る受託収賄など4罪に問われた新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(比例道ブロック)に対し、最高裁が上告を棄却。鈴木氏の「全面無罪」の主張は通らなかった。12月6日、 FNO RMT
東京高検が収監。
◆高齢者不明、道内は7人(8日) 100歳以上の高齢者の所在不明問題で、道は、10年度中に100歳を超える道内高齢者のうち7人の所在が不明と公表した。
◆道内初、家族承諾の臓器移植(11日) 市立札幌病院に入院していた40代男性が脳死と判定された。道内で初めて改正臓器移植法に基づき、家族の承諾で臓器移植
が行われた。
◆粗悪カニ販売業者を摘発(13日) 契約書類を交わさず電話勧誘で粗悪なカニを販売したとして、道警が特定商取引法違反(書面不交付)容疑で札幌市の業者を逮捕。道警は11月までに他の3業者も摘発。
◆知床五湖の遊歩道が有料化へ(28日) 知床五湖(斜里町)の遊歩道利用について、環境省や地元自治体で作る協議会が有料 sun rmt
化に合意。ヒグマ活動期(5月10日?7月31日)は大人500円、植生保護期(8月1日?10月20日)は同250円に。
◆RV横転、高校生ら4人死亡(28日) 旭川市の市道で8人が乗ったRV(レジャー用多目的車)が横転し、男性会社員と女子高校生の計4人が死亡した。
■10月
◆日本ハム、4年連続のCS進出逃す(1日) 北 nexon ポイント RMT
海道日本ハムのリーグ4位が確定し、4年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。
◆ホッカイドウ競馬存続を表明(6日) 高橋はるみ知事が、ホッカイドウ競馬の存続を表明。赤字が続き、黒字転換が存続の条件だったが、「収支均衡が見通せるようになった」と判断した。
◆道議会定数を2減(8日) 道議会定数を2減し104とす
る条例改正案が成立。2増6減案がたたき台だったが、最大会派の自民党?道民会議が提案した2減で決着。
◆駒大岩見沢が閉校へ(8日) 駒沢大付属岩見沢高は12年度から生徒募集を停止、閉校すると発表。同高は春夏の甲子園に12回の出場経験がある。
◆猛暑で「ゆめぴりか」出荷基準を緩和(9日) 北海道産の新ブランド米「ゆめぴりか」に
ついて、ホクレンは、出荷基準の緩和を決定。猛暑の影響で、低いほど食味が良いとされるたんぱく質含有量が高くなったため。
◆キグレサーカス破綻(20日) 日本3大サーカスの一つとして知られる「キグレサーカス」(札幌市)が9月下旬から事業を停止し任意整理に。民間信用調査会社によると負債総額は約5億8800万円。
◆道警捜査2課
長を更迭(22日) 道警は8月に着任した捜査2課長の男性(32)を警察庁に異動させる人事を発表。部下へのパワハラまがいの言動による事実上の更迭人事。
◆稚内市で鳥インフルエンザウイルス(26日) 環境省が稚内市で採取されたカモのふんから、強毒性の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。
◆HACへの出資で道と札幌市
が合意(27日) JALが経営から撤退するHACの新体制を巡り、札幌市は14%程度を出資することで道と合意。
◆日ハムが斎藤の交渉権獲得(28日) プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト)で、北海道日本ハムは計4球団の1位指名を受けた早大の斎藤佑樹投手の交渉権を獲得。12月に入団が決まり、札幌ドームで単独の入団会見が行われた。
◆北照バッテリーはヤクルト(28日) 春夏連続の甲子園出場を果たした北照高の西田明央捕手(3年)と又野知弥投手(3年)がヤクルトから3位、4位に指名された。
■11月
◆メドベージェフ露大統領が北方領土?国後島を訪問(1日) ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土?国後島を訪問し、元島民らが「心から怒りが込み上げる」
と強く反発した。ロシア首脳の北方領土訪問はソ連時代を含め初めて。
◆テレビ塔運営会社で横領、元社員ら次々に逮捕(1日) 「さっぽろテレビ塔」を運営する第三セクター「北海道観光事業」の元社員2人が売上金を着服したとして道警が業務上横領容疑で逮捕。さらに4人を逮捕。横領に関与したのは8人で、着服総額は計約1億6000万円に。
◆似鳥昭雄ニトリ社長が札商副会頭に(1日) 札幌商工会議所の臨時総会が開かれ、副会頭に家具製造小売り最大手ニトリの似鳥昭雄社長らを任命することを承認。
◆旭川市長選で現職の西川氏が再選(7日) 旭川市長選で民主など推薦の現職、西川将人氏が再選。自民、みんな推薦の2新人に大差を付けた。
◆農業、経済界、消費者団体がTPP
反対表明(8日) 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関し、JA北海道中央会、北海道経済連合会、道消費者協会のトップが共同で記者会見。「北海道経済に与える影響が大きすぎる」として現時点での参加に反対を表明。
◆社会人野球、JR北が初の8強入り(10日) 社会人野球日本選手権で、JR北海道が沖縄電力を9?7で破り、初の8強入
りを果たした。準々決勝ではNTT東日本に3?5で敗れた。
◆遺書残し中2女子が飛び降り自殺(22日) 札幌市のマンションで中学2年の女子生徒(13)が飛び降り自殺。自宅に残された遺書には、他の生徒からキモイと言われた▽当日の国語のスピーチ授業が嫌だった??などの趣旨が記されていた。市教委がいじめの有無などを調査。
◆アジア大
会、福島が短距離2冠(25日) 広州アジア大会で、陸上の福島千里選手(北海道ハイテクAC)が女子二百メートルで初優勝。22日の女子百メートルと合わせ、日本女子初の短距離2冠を達成した。
◆経産省が泊原発プルサーマルを許可(26日) 経済産業省は北海道電力泊原発3号機(泊村)でウラン?プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプ
ルサーマル発電の実施を許可。全国で11基目で北電では初めて。12年3月にもプルサーマル発電が始まる。
◆丸井今井旭川店跡を極東証券に売却(30日) 昨年7月に閉店した旧丸井今井旭川店について、丸井今井側が中堅証券会社の極東証券(東京)に売却する契約を締結。テナントを募集し、来年4月にも複合商業施設としてオープンする。
■
12月
◆日ハム?森本、建山が移籍(1日) フリーエージェント宣言をしていた北海道日本ハムの森本稀哲外野手が横浜へ移籍すると表明。建山義紀投手は米大リーグ?レンジャーズへ。
◆談合容疑で函館市職員逮捕、翌日自殺(2日) 函館市発注の市営工事の指名競争入札で、業者に予定価格を教えたとして、道警が同市水道局の事務所長(59)を
官製談合防止法違反容疑などで逮捕。所長は翌3日朝、勾留先の留置場で枕カバーをのみ込み、自殺しているのが見つかった。
12月30日朝刊
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引用元:Perfect World rmt